関節リウマチの治療薬
レミケード®

監修:慶應義塾大学医学部リウマチ内科 教授 竹内 勤 先生

レミケード®の安全性

レミケード®は、国内外で220万人の患者さんに使用され、安全性に関する情報が集められています。*2014年8月現在

レミケード®は下記のような副作用が報告されています。

予想される主な副作用

レミケード®の点滴中または点滴終了後に、発熱、頭痛、発疹などが起きることがあります。

重要と考えられる副作用

①感染症
[肺炎、結核、敗血症、日和見感染(ひよりみかんせん)など]
レミケード®などTNFαの作用をおさえる治療(抗TNFα療法)を受けると、免疫の働きが低下して感染症にかかりやすくなることがあります。
風邪のような症状があらわれたときは、自己判断をせず、主治医に相談してください。
②遅発性過敏症
(ちはつせいかびんしょう)
点滴後3日以上過ぎてから、発熱、発疹、筋肉痛などのアレルギー症状があらわれることがあります。
③脱髄疾患
(だつずいしっかん)
神経の病気の1つです。過去にご家族が脱髄疾患(多発性硬化症など)と診断されたことのある患者さんは、主治医に相談してください。
④間質性肺炎
(かんしつせいはいえん)
肺の奥にある肺胞の薄い壁に炎症を起こす疾患で、息苦しい、咳や発熱、倦怠感などの症状があらわれます。薬の影響によって起こることもあります。
⑤抗dsDNA抗体陽性化を伴うループス様症候群
自分の体の成分に対する抗体があらわれて、関節痛、筋肉痛、発疹などの症状が起きることがあります。
⑥肝機能障害、血液障害
臨床検査値(血液検査)で異常を認めることがあります。
⑦横紋筋融解症
(おうもんきんゆうかいしょう)
脱力感や筋肉痛があらわれたり、臨床検査値(血液検査)に異常を認めることがあります。

レミケード®治療を、より安全に受けていただくために

  • レミケード®治療を安全に受けていただくためには、可能性のある副作用について、きちんと理解することが大切です。
    わからないことや不安に思うことがあるときは、主治医や看護師に相談しましょう。
  • レミケード®による治療を受けているときは、定期的に診察や検査を受けてください。

安全性に関するその他の情報

悪性腫瘍

因果関係は不明ですが、レミケード®を投与された患者さんで悪性腫瘍、悪性リンパ腫を発症した方がいました。そのため、継続的な調査を行っていますが、3年間の追跡結果では、悪性腫瘍の発症率について従来の治療とレミケード®で違いは認められませんでした(調査は現在も進められています)。

伝達性海綿状脳症(TSE)

レミケード®は予防接種に用いられるワクチンなどと同様に、「細胞培養」と呼ばれる方法を応用して製造されています。その際、ウシ由来の成分が使用されますが、次のような安全対策が講じられています。

  • ウシ由来の食物を一切含まない厳重な餌の管理下で飼育され、米国農務省の検疫で食用可能とされた健康なウシから得た成分を使用。
  • 不純物を除去する処理をしてから使用。

このような厳格な安全対策を徹底することで、完全に否定することはできませんが、薬剤の中にTSEの原因となる蛋白質が含まれる可能性は極めて低くなります。

レミケード®は現在までに世界で220万人の患者さんに投与されていますが、レミケード®によってTSEが起きたという報告はありません。

ワクチン接種

ワクチンの接種を希望される場合は、主治医に相談してください。

レミケード®を投与できない患者さん

次の方は、レミケード®を投与することができません。該当する方は、必ず主治医にお伝えください。

  • 現在、重い感染症にかかっている方
  • 現在、活動性の結核にかかっている方
  • 過去にレミケード®またはマウス由来蛋白質を含む他の医薬品の投与を受けて過敏症を起こしたことのある方
  • 脱髄疾患(多発性硬化症など)にかかっている方、もしくは過去にかかったことのある方
  • うっ血性心不全の患者さん

弊社製品をご使用、
もしくはご使用予定の患者さんへ

レミケード®による治療を受けられる患者さん、
もしくはご使用予定の患者さんを対象に、
レミケード®に関する情報を提供しています。

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