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新しい治療(抗TNFα抗体療法)に関する情報

ホーム > 新しい治療(抗TNFα抗体療法)に関する情報 > 抗TNFα療法(レミケード)の安全性について



抗TNFα療法(レミケード)の安全性について


レミケードは国内外で約100万人の患者さんに使用され、安全性に関する情報が集められています。
レミケードは日本において、安全性に関する大規模な調査(全例調査)が終了しています。副作用は早期に見つけ、適切な治療を行うことで重症化を防ぐことができます。
そのため、
少しでも「何かおかしいな」と感じたら、すぐに主治医に連絡する
このことが、副作用を早期に見つけ、早く対処するために何よりも大切なことです。

予想される主な副作用

点滴中または点滴終了後に発熱、頭痛、発疹などの症状があらわれることがあります。

重要と考えられる副作用

感染症(肺炎・結核・敗血症・日和見感染(ひよりみかんせん)など)
抗TNFα療法を受けると、免疫の働きが低下し、感染症にかかりやすくなることがあります。風邪をひいたような症状があらわれた場合、自己判断をせず主治医に相談してください。
遅発性過敏症
点滴後3日以上過ぎてから、発熱や発疹、筋肉痛などのアレルギー症状があらわれることがあります。
脱髄疾患(だつずいしっかん)
神経の病気の1つです。ご家族が過去に脱髄疾患(多発性硬化症など)と診断されたこ とのある患者さんは主治医にお伝えください。
間質性肺炎
細菌などの病原体が原因ではなく、薬の影響により起こる肺炎です。
抗dsDNA抗体陽性化をともなうループス様症候群
自分の体の成分に対する抗体があらわれて、関節痛、筋肉痛、皮疹などの症状があらわれることがあります。
肝機能障害、白血球減少、好中球減少
臨床検査値異常を認めることがあります。

その他の情報

悪性腫瘍
因果関係は不明ですが、レミケードを投与された患者さんで、悪性腫瘍、悪性リンパ腫が発生した方がいました。このため、安全性の調査を行っていますが、3年間の追跡結果では、悪性腫瘍の発生率について、従来の治療とレミケードで違いは認められませんでした(調査は現在も進められています)。
伝達性海綿状脳症(TSE)
レミケードは、予防接種に用いられるワクチンなどと同様に「細胞培養」と呼ばれる方法を応用し製造されています。その際、ウシ由来の成分が使用されますが、次のような安全対策が講じられています。
  • ・ウシ由来の食物を一切含まない厳重な餌の管理下で飼育され、米国農務省の検疫で食用可能とされた健康なウシから得た成分を使用
  • ・不純物を除去する処理をしてから使用
このような厳格な安全対策を徹底することで、完全に否定することはできませんが、薬剤の中にTSEの原因となる蛋白質が含まれる可能性は極めて低くなります。
現在まで全世界で約100万人の患者さんに投与されていますが、レミケード投与によりTSEが起きたという報告はありません。
ワクチン接種
ワクチン接種を希望される場合は、主治医に相談してください。
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