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関節リウマチの治療

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関節リウマチの治療がめざすもの

患者さんの状態にあわせて、 主治医が治療計画を作成
初診時に主治医は、患者さんに何をしてあげたら良いか、優先順位をつけて治療計画を立てます。患者さんは「“痛み”から解放してください」、「“寝たきり”にしないでください」などと訴えます。そこで主治医は患者さんの状態にあわせて、短期治療計画と中〜長期治療計画を組み立てます。
関節の“痛み”はリウマチの炎症によって起きます。一方“寝たきり”の状態は、リウマチの炎症が長期間続き、関節の骨が壊れるために、関節としての運動機能を十分果たさなくなった結果起きるのです。右図のようにリウマチ炎症と関節の機能障害は、互いに関連しています。
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治療がめざすものは、QOL(Quality of Life)の向上
関節リウマチの治療がめざすものは、炎症をとめ、関節破壊の進展を遅らせ、患者さんに生きがいのある質の高い生活を送っていただくことです。上図の中心にあるQOL(Quality of life)の向上とは生活の質の向上のことで、具体的な例でいえば、関節リウマチがあっても冠婚葬祭や同窓会といった行事に積極的に参加しようとする意欲がわく状態を指しています。
すなわち患者さん一人一人が、いつまでも社会の一員として満足のいく生活が送れる状態を維持することが治療の目標です。それには関節リウマチのさまざまな症状のなかで、関節の運動機能を維持、強化することが最も大切です。

関節リウマチに使われる薬

患者さんの状態に合わせて薬を処方
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関節リウマチの治療に使われる薬は、大きく分けて二種類あります。非ステロイド抗炎症薬と抗リウマチ薬です。主治医は数ある薬の中から、患者さん一人一人の状態に見合った薬を選択して処方しています。自分の判断で薬の量や種類を勝手に変えずに、医師の指示どおりに飲んでください。
どんな薬にも副作用があります。副作用には外から見てすぐわかるものと、検査してはじめてわかるものがあります。薬を飲んでいつもと違ったことがあれば、主治医に申告してください。

関節リウマチの治療が変わる

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リウマチを早期に診断することはむずかしい
医師の多くは、早期リウマチは発病2年以内の患者さんであると考えています。しかし、リウマチ学会の調査では、早期リウマチと考えられる発病2年以内の患者さんにも、すでに関節の骨が壊れている患者さんが含まれていました(図1)。理想的には早期リウマチは骨が壊れる以前の患者さんとしたいのですが、現在の医療技術による診断では、困難なのです。
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※図1と図2では調査方法が異なります
10〜20年後の状態を決定する最初の2年間の治療法
関節リウマチで骨が壊れるのは、以前考えられていたように5年、10年かけてゆっくり起こるものではありません。図2のようにはじめの2年間で骨が壊れることが早く進展します。その結果は10〜20年後の患者さんの関節破壊を決め、ひいては生活状態の良し悪しを決めることになります。
最近では、骨が壊れるのを遅らせる効果が期待できる薬が開発され、今後10年間で関節リウマチの治療は大きく変わります。そのなかで注目を浴びているのが抗TNFα(ティー・エヌ・エフ・アルファー)抗体などの生物学的製剤による治療です。
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