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関節リウマチの診断

関節リウマチは、できるだけ早い時期に治療を始めることが望ましい病気ですが、よく似た症状がみられる病気との鑑別がむずかしいため、検査を繰り返し行うとともに、いくつかの診断基準と照らしあわせて慎重に診断がくだされます。

米国リウマチ学会の診断基準

米国リウマチ学会によって1987年に提唱された診断基準を参考にして、関節リウマチかどうかの診断をくだす方法。

(1)
朝のこわばりが、少なくとも1時間以上にわたってみられる
(2)
3つ以上の関節に炎症による腫れがみられる
(3)
手首や手指のつけ根の関節、手指の第2関節に炎症による腫れがみられる
(4)
左右対称の関節に炎症による腫れがみられる
(5)
皮下結節(リウマトイド結節)がひじやひざなどにみられる
(6)
血液検査でリウマトイド因子が陽性である
(7)
X線検査で手の関節に骨の萎縮などの変化がみられる
(1)〜(4)までの症状は6週間以上続くこと

上記の7項目のうち、4項目以上にあてはまる場合を関節リウマチとする、とされています。

早期関節リウマチの診断基準

初期の段階の関節リウマチでは、米国リウマチ学会の診断基準で定めた症状が出そろわず、いち早く治療を開始するという方針にそわない場合も多くあるため、日本リウマチ学会では、1994年に早期関節リウマチの診断基準を提唱しています。

(1)
3つ以上の関節で、指で押さえたり動かしたりすると痛みを感じる
(2)
2つ以上の関節に炎症による腫れがみられる
(3)
朝のこわばりがみられる
(4)
皮下結節(リウマトイド結節)がひじやひざなどにみられる
(5)
血液検査で赤沈に異常がみられる、またはCRPが陽性である
(6)
血液検査でリウマトイド因子が陽性である

上記の6項目のうち、3項目以上にあてはまる場合を早期関節リウマチとし、該当する患者さんは詳細に経過を観察して、病態に応じて適切な治療を開始する必要がある、とされています。
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